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Digital Edge、NIIFおよびAGPと提携し、インド全域をカバーするデータセンタープラットフォームを構築

Published February 6, 2023

最初のプロジェクトとして、インド最大のデータセンター建設に20億米ドルを投資します。

シンガポールムンバイ202315Digital Edge(シンガポール)Holdings Pte. Ltd.(以下、「Digital Edge」)は、National Investment and Infrastructure Fund(以下、「NIIF」) およびAGP DC InvestCo Pte Ltd  (以下、「AGP」)とパートナーシップを結び、ハイパースケールデータセンターのインド全域にわたるポートフォリオ開発に取り組んでいます。これらの施設はDigital Edge DCのブランド名で運営され、インドで進行中のデジタル変革を支援し、同国のクラウド産業の急成長に必要な能力を提供することを目的としています。

このパートナーシップの最初のプロジェクトは、ナビムンバイに建設されるグリーンフィールド300MWハイパースケール施設です。ナビムンバイは同国最大のデータセンターハブで、電力やファイバー接続などのインフラへの容易なアクセスを提供しています。この施設はインド最大級のデータセンターとして、ハイパースケール施設の導入にも対応できるように設計されています。Digital Edgeの最先端エンジニアリングアーキテクチャを活用することで、市場をリードするPUE(電力使用効率)およびWUE(水使用効率)を達成します。敷地面積は47エーカー、2023年初頭に着工し、センターは複数の段階に分けて建設される予定です。完成したデータセンターは、Digital Edge DCによって完全に運用され、提供されます。

これによりDigital Edgeはインド市場に参入し、プラットフォームはアジア6カ国に拡大します。NIIFは、プラットフォーム開発における現地および運営に関するその専門知識と、豊富なインフラ投資の経験を活用します。また、持続可能性を重視した不動産管理会社であるAGPは、現地での不動産開発と建設の経験をもたらします。このパートナーシップは、パートナーの再生可能エネルギー開発能力を活用して、主に再生可能エネルギー源からデータセンターのポートフォリオに電力を供給することを目的としています。

IDCによると、インドのパブリッククラウドサービス市場は2020~2025年の期間に24.1%のCAGRで成長すると予想されています。[1]その主な牽引力となるのは、デジタル変革イニシアティブの採用加速、5G通信サービスの全国展開、COVID-19のパンデミック後に見込まれるハイブリッドワークへの移行です。これに加えて、インドの膨大な人口(世界最大のデータ消費国でもある)が、現地のデータセンター業界の需要をさらに押し上げています。この需要は、Structure Researchによれば、2026年までにIT負荷容量で1073MWに達すると予測されています[2]

Digital Edgeの最高経営責任者であるサミュエル・リー氏は、次のように述べています。「このプロジェクトは、当社の継続的な成長過程におけるもう一つの重要なマイルストーンであり、現在アジアの6つの市場に16のデータセンターを展開する当社の地域プラットフォームをさらに拡張・充実させます。NIIFとAGPは、データセンターの専門知識に現地の確かなノウハウをもたらし、プロジェクトの迅速な実施と国際標準への適合において、強力な協力関係を発揮します」。 さらに、こうコメントしました。「私たちの使命は、未来のデジタル世界の基盤を築くことです。このダイナミックな市場に参入し、インドの目覚ましいデジタル変革に貢献できることを光栄に思います」。

Stonepeakのシニア・マネージング・ディレクターであるアンドリュー・トーマス氏は、次のように述べています。「私たちは、これはDigital Edgeがナビムンバイの市場に参入する好機であると考えています。インドのデジタル経済が急速に拡大し続ける中、重要なデータセンターのインフラストラクチャーは同国で今後も長く成長し続けることになるでしょう。2020年のプラットフォーム開始以来、Digital Edgeチームとのパートナーシップは大きな喜びであり、NIIFとAGPはインド進出における理想的なパートナーです」。

NIIFインフラファンドのマネージング・パートナーであるヴィノド・ギリ氏は、次のようにコメントしました。「このプラットフォームを通じてNIIFが目指すのは、中心的な担い手として高品質なデジタルインフラを構築することで、インドをデータセンターとクラウド・コンピューティングの世界的なハブに変えるというインド政府のビジョンをサポートすることです。プラットフォームは、大規模なインフラを開発し、インドに進出したいと考えている、信頼性が高く管理の行き届いた大企業と提携するというNIIFの投資哲学と共鳴しています。Digital EdgeとAGPは、アジアの他の国々で同様の大規模プロジェクトを提供してきた実績を持つ、有能で経験豊富な業界パートナーであり、両社と提携できることを非常に嬉しく思います」。

AGPの創設パートナーであるベン・サーモン氏も次のようにコメントしました。「AGPは、インドの新しいデータセンタープラットフォーム構築に向けたDigital EdgeとNIIFとの提携に、大いに期待しています。各パートナーがスキルを持ち寄り協力することで、当社はインドの重要なデジタルインフラに必要な拡張をサポートし、ハイパースケールの顧客が求める高い基準に対応することができます」。

***以上***

Digital Edgeについて

シンガポールに本社を置くDigital Edgeは、アジアのデジタルインフラストラクチャーを変革することを目的に創業された、先見性が高く信頼できるデータセンタープラットフォーム企業です。Digital Edgeは、接続オプションを豊富に備え、エネルギー効率に優れた最先端のデータセンターを構築・運用することにより、新しいコロケーションと相互接続のオプションをアジア市場にもたらし、この地域でのインフラストラクチャーの導入を容易に、効率的に、そして経済的にすることを目指しています。

Digital Edgeは、業界での数十年にわたる経験を有し、アジア太平洋地域のデータセンター、クラウドおよび通信業界での価値創造の実績を持つ経験豊富な上級管理者チームによって設立されました。大手オルタナティブ投資会社であるStonepeakによる支援の下、Digital Edgeは10億米ドルを超える資本を配置・投入しており、市場をリードする汎アジアのデータセンタープラットフォームとしての地位を確立しています。Digital Edgeは、アジア全域でデータセンターならびにファイバーサービスを提供し、中国、インドネシア、日本、韓国、フィリピンに拠点を置いています。

Stonepeakについて

Stonepeakは、インフラストラクチャーと実物資産を専門に扱う大手代替投資会社であり、約534億米ドルの資産を運用しています。世界での防御的なハードアセット事業への投資を通して、Stonepeakは投資家とポートフォリオ企業のために価値を創出し、事業を展開する地域社会にプラスの影響を与えることを目指します。Stonepeakはプライベートエクイティとクレジットに焦点を合わせた金融商品に出資しています。また、通信、エネルギー転換、輸送・物流、社会インフラなどのターゲットセクターへの投資を持続的に成長させるため、資本、業務支援、および献身的なパートナーシップを提供します。Stonepeakはニューヨーク本社の他、オースティン、香港、ヒューストン、ロンドン、シドニーにオフィスを構えています。詳しくはwww.stonepeak.comをご覧ください。

National Investment and Infrastructure Fund Limited

National Investment and Infrastructure Fund Limited(NIIFL)は、インド政府を主体とする、国際投資家およびインドの投資家向けの共同投資プラットフォームであり、様々な資産クラスや多様なセクターに投資し魅力的なリスク調整後リターンを生み出すファンドを管理しています。NIIFLは、マスター・ファンド、ファンド・オブ・ファンド、戦略機会ファンドの3つのファンドで43億ドルを超える株式資本のコミットメントを管理しており、各ファンドはインドの成長ニーズをサポートする独自の投資戦略を有しています。

NIIFLが管理するマスター・ファンドは、インド最大級のインフラファンドであり、インドの堅固なインフラ事業への参画を目的としています。このファンドは、稼働中およびグリーンフィールド両方の機会を通じて、コアインフラセクター全体の高品質な事業と資産に投資します。同ファンドは、インフラ資産の投資および運用に関する豊富な経験を有しており、インドの経済発展および長期的な成長見通しにとって重要な分野に注力しています。

NIIFLの詳細および最新情報については、www.niifindia.inをご覧ください。LinkedInの公式チャンネルでも情報を発信しています。

AGPについて

AGPサスティナブル・リアル・アセット(AGP)は、運用に関する深い専門知識を活用して、持続可能なインフラと実物資産への投資、開発、運用を行うグローバルな資産開発・管理グループです。シンガポール本社の他、英国、欧州、米国、インド、オーストラリアに拠点を置くAGPは、現在5,000MWの発電能力を開発中で、開発済および開発中の建設済用地は合計2,200万平方フィートに達しています。AGPは、同社の関連会社であるAssetz Property Groupおよび子会社であるAmyprを通じてインド国内で20年近く活動しており、再生可能エネルギー、住宅地、物流倉庫等の不動産プラットフォームや事業への投資・構築の経験を有しています。

AGP DCはAGPのデジタルインフラプラットフォームであり、新興のグローバルデジタル経済に不可欠なデジタルインフラ事業と実物資産の創出と投資に注力しています。

 

メディア問い合わせ先

Digital Edge

Liane Cresswell, Director Corporate Communications
Liane.Cresswell@digitaledgedc.com
+852 5503 2522

[1] IDC(2021年11月)

[2] Structure Research、「データセンターのコロケーションとインターコネクション」市場シェアレポートシリーズ、グローバル市場(2022年2月)